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運用中に、一般的な 4 種類の障害が発生します。スラリーポンプ：腐食および磨耗、機械的故障、性能上の故障およびシャフトシールの故障。これら 4 種類の障害は、多くの場合、相互に影響を及ぼします。

例えば、羽根車の腐食や磨耗は性能不良や機械故障の原因となり、軸封部の損傷も性能不良や機械故障の原因となります。以下に、考えられるいくつかの問題とトラブルシューティング方法をまとめます。

1. ベアリングの過熱

A. 潤滑グリースやオイルの過不足や劣化は軸受の発熱の原因となりますので、適切な量と油質の調整が必要です。

B. ポンプとモーターのユニットが同心であるかどうかを確認し、ポンプを調整してモーターと位置を合わせます。

C. 振動が異常な場合は、ローターのバランスが取れているかどうかを確認してください。

2. スラリーが出ない原因と解決方法

A. 吸込管やポンプ内に空気が残っていますので、液体を入れて空気を排出してください。

B. 入口および出口パイプラインのバルブが閉じているか、ブラインド プレートが取り外されていない場合は、バルブを開いてブラインド プレートを取り外す必要があります。

C. 実際の揚程はポンプの最大揚程より高いため、より高い揚程のポンプを使用する必要があります。

D. インペラの回転方向が間違っているので、モーターの回転方向を修正する必要があります。

E. 揚程が高すぎるため、揚程を下げ、入口の圧力を高める必要があります。

F. 配管内にゴミが詰まっている、または吸入配管が細い場合は、詰まりを除去し、配管径を拡大する必要があります。

G. 速度が一致しません。要件を満たすように調整する必要があります。

3. 流量・揚程不足の原因と解決策

A. インペラが破損しています。新しいインペラと交換してください。

B. シールリングの損傷が大きすぎる場合は、シールリングを交換してください。

C. 入口バルブと出口バルブが完全に開いていません。完全に開く必要があります。

D. 媒体の密度がポンプの要件を満たしていないため、再計算してください。

4. 深刻なシール漏れの原因と解決策

A. シール要素の材質の選択が不適切です。適切な要素を交換してください。

B. 磨耗がひどい場合は、磨耗部品を交換し、スプリング圧を調整してください。

C. O リングが損傷している場合は、O リングを交換してください。

5. モーター過負荷の原因と解決策

A. ポンプとエンジン（モーターやディーゼルエンジンの出力端）の位置がずれていますので、両者が揃うように位置を調整してください。

B. 媒体の相対密度が大きくなった場合は、動作条件を変更するか、適切な出力のモーターに交換してください。

C. 回転部分に摩擦が発生しているので、摩擦部分を修理してください。

D. 装置の抵抗（配管の摩擦損失など）が低く、必要以上に流量が大きくなってしまう。ポンプのラベルに指定された流量を得るには、ドレンバルブを閉じる必要があります。